先週、おばあちゃんが他界しました。
遠くに住んでいたのであまり会えなかったけど
大好きなおばあちゃんでした。
永眠する3日前、新幹線に乗っておばあちゃんに会いにいきました。
車窓からは、アフリカでも見たことないぐらい大きな虹がかかっていました。
病院のベッドに横たわるおばあちゃんはとても小さくてびっくりしました。
そっとおばあちゃんの暖かい手を握ると、ふとむかしの事を思い出した。
おばあちゃんは、私が大切にしていた人形のふとんを作ってくれたのでした。
着物みたいにつるつるしたきれいな布のふとんは、ふかふかの綿が入っていて
そのふとんは、私の宝物でした。
私の宝物を紡いだおばあちゃんの手は、リウマチでぐんにゃりと曲がっていました。
長年の農作業で、ガサガサを通り越してつるつるに光っていました。
おじいちゃんがずっとその手を握っていました。
お葬式で会ったおじいちゃんの背中がとても小さくて
「風邪ひかないように気をつけてね」と言うと
「がんばるから」と笑顔で答えてくれました。
畑、田んぼ、牛小屋、蚕小屋、ビニールハウス・・・
おばあちゃんを思い出すときはいつもそんな背景があったけれど
今、なぜかおばあちゃんのうしろには大きな虹が思い浮かびます。
旅行にも温泉にも行ったこともないというおばあちゃん。
今、おばあちゃんはどこにいますか?
そこにはリウマチに効く温泉があったらいいな。
大きな虹もかかっているのだと思います。
不自由な体から出て、のびのびしてください。
いつか私もおばあちゃんのいる場所に行くので
それまで、ここでがんばろうと思います。